関数の機能:辞書から要素を1つ取り出し、取り出した要素は削除する。取り出す順は後入れ先出し法。返却値は(key, value)のタプル。
1つの要素を取り出す
>>> D = {1:'A', 2:'B', 3:'C'}
>>> D.popitem()
(3, 'C')
>>> D
{1: 'A', 2: 'B'}
この例では、3つの要素の辞書から関数popitemを使って1つの要素を取り出しています。関数の実行後に辞書の内容を確認すると、取り出した要素が削除されていることが分かります。
要素が1つも無い辞書に関数を使った場合
>>> D = {}
>>> D.popitem()
Traceback (most recent call last):
...
KeyError: 'popitem(): dictionary is empty'
要素が1つも無いの辞書に関数を使うとエラーが発生します。
順番 = 後入れ先出し法(Last In First Out)
>>> D = {}
>>> D[0] = 'P'
>>> D[1] = 'y'
>>> D[2] = 't'
>>> D[3] = 'h'
>>> D[4] = 'o'
>>> D[5] = 'n'
>>> D.popitem()
(5, 'n')
>>> D.popitem()
(4, 'o')
>>> D.popitem()
(3, 'h')
>>> D.popitem()
(2, 't')
>>> D.popitem()
(1, 'y')
>>> D.popitem()
(0, 'P')
関数popitemを使うと、後に追加した要素から順に取り出されます。
関連項目
関数dict.clearの使い方の例 関数dict.popの使い方の例