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関数str.maketrans, str.translateの使い方の例

関数の機能
  maketrans:関数str.translateで使う変換テーブルを返却
  translate:変換テーブルに従って文字を変換したものを返却

str.maketrans 関数で str.translate で使うための変換テーブルを作成

>>> alphabet_u = 'ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ'
>>> alphabet_l = 'abcdefghijklmnopqrstuvwxyz'
>>> table = str.maketrans(alphabet_u, alphabet_l, '!')
この例では、大文字のアルファベットから小文字のアルファベットへの変換テーブルを作成しています。更に、maketransの第3引数に削除する文字として'!'を指定しています。

str.translate で文字列を変換

>>> s = "HELLO WORLD!"
>>> s.translate(table)
'hello world'
関連項目
関数str.replaceの使い方の例

関数str.strip, str.lstrip, str.rstripの使い方の例

関数の機能
  strip :先頭と末尾のスペースを削除した文字列を返却
  lstrip:先頭のスペースを削除した文字列を返却
  rstrip:末尾のスペースを削除した文字列を返却

例1 : 引数を省略した場合

>>> s = '  abc  '
>>> s.strip()
'abc'
>>> s.lstrip()
'abc  '
>>> s.rstrip()
'  abc'

例2 : スペースの代わりに#の文字を削除

>>> s = '###abc###'
>>> s.strip('#')
'abc'
>>> s.lstrip('#')
'abc###'
>>> s.rstrip('#')
'###abc'
この例のように、削除する文字を引数で指定することもできます。
関連項目
関数str.center, str.ljust, str.rjustの使い方の例
関数str.expandtabsの使い方の例
関数str.zfillの使い方の例

関数str.rindexの使い方の例

関数の機能:部分文字列が見つかった最大インデックスを返却

例1 : 文字列全体から検索

>>> s = 'This is an example of rindex method.'
>>> s.rindex('s')
6
>>> s.rindex('q')
Traceback (most recent call last):
...
ValueError: substring not found
文字列sの中に's'の最後の文字は7番目にあるので、そのインデックス値である6が返却されています。
探している部分文字列が見つからない場合はエラーが発生します。

例2 : インデックスの範囲を指定して検索

>>> s = 'This is an example of rindex method.'
>>> start = 5
>>> end = 15
>>> s.rindex('x', start, end)
12
この例では、インデックス5から15の1つ手前までの範囲で'x'の文字を検索しています。
関連項目
関数str.indexの使い方の例
関数str.countの使い方の例
関数str.findの使い方の例
関数str.rfindの使い方の例

関数str.zfillの使い方の例

関数の機能:数値文字列の左側をゼロで埋めて指定された幅にした文字列を返却

例1 : 整数の場合

>>> s = '12345'
>>> width = 10
>>> s.zfill(width)
'0000012345'
5桁の整数に対して幅を10と指定してゼロで埋めた例です。

例2 : 小数点を含む数字の場合

>>> s = '100.32' # 小数点を含む数字
>>> s.zfill(width)
'0000100.32'

例3 : 元の文字列より狭い幅を指定した場合

>>> s = '123456789'
>>> width = 5
>>> s.zfill(width)
'123456789'
元の文字列より狭い幅を指定しても、元の文字列が切り捨てられることはありません。
関連項目
関数str.center, str.ljust, str.rjustの使い方の例
関数str.strip, str.lstrip, str.rstripの使い方の例
関数str.expandtabsの使い方の例

関数str.rfindの使い方の例

関数の機能:部分文字列が見つかった最大インデックスを返却

例1 : 文字列全体から検索

>>> s = 'This is an example of rfind method'
>>> s.rfind('i')
24
>>> s.find('z')
-1
文字列sの中に'i'の最後の文字は25番目にあるので、そのインデックス値である24が返却されています。
探している部分文字列が見つからない場合は-1が返却されます。

例2 : インデックスの範囲を指定して検索

>>> s = 'This is an example of rfind method'
>>> start = 0
>>> end = 10
>>> s.rfind('i', start, end)
5
この例では、インデックス0から10の1つ手前までの範囲で'i'の文字を検索しています。この範囲内に'i'の文字は2つありますが、範囲内の最大のインデックスである5が返却されています。
関連項目
関数str.findの使い方の例
関数str.countの使い方の例
関数str.indexの使い方の例
関数str.rindexの使い方の例

関数str.lower, str.upperの使い方の例

関数の機能
  lower:小文字に変換した文字列を返却
  upper:大文字に変換した文字列を返却
>>> s = 'This is an Example of lower and upper Method.'
>>> s.lower()
'this is an example of lower and upper method.'
>>> s.upper()
'THIS IS AN EXAMPLE OF LOWER AND UPPER METHOD.'
関連項目
関数str.capitalizeの使い方の例
関数str.casefoldの使い方の例
関数str.swapcaseの使い方の例
関数str.titleの使い方の例

関数str.istitleの使い方の例

関数の機能:タイトルケースの文字列ならTrue、そうでなければFalseを返却

例1 : Trueが返却される例

>>> s = 'This Is An Example Of Istitle Method.'
>>> s.istitle()
True
>>> s = '10 Functions Of Str Object.'
>>> s.istitle()
True
単語の最初の文字が大文字ならタイトルケースと判定され、Trueが返却されます。数字が含まれた文字列でもOKです。

例2 : Falseが返却される例

>>> s = 'This is an Example of Istitle Method.'
>>> s.istitle()
False
>>> s = '123'
>>> s.istitle()
False
最初の文字が小文字の単語が含まれているとタイトルケースとは判定されず、Falseが返却されます。
また、数字のみの文字列もタイトルケースとは判定されません。
関連項目
関数str.isalnumの使い方の例
関数str.isalphaの使い方の例
関数str.isasciiの使い方の例
関数str.islowerの使い方の例
関数str.isupperの使い方の例
関数str.isdecimalの使い方の例
関数str.isdigitの使い方の例
関数str.isnumericの使い方の例
関数str.isidentifierの使い方の例
関数str.isprintableの使い方の例
関数str.isspaceの使い方の例

関数str.isspaceの使い方の例

関数の機能:文字列が空白文字列ならTrue、そうでなければFalseを返却

例1 : Trueが返却される例

>>> s = ' '
>>> s.isspace()
True
>>> s = '\t'     # タブ
>>> s.isspace()
True
>>> s = '\n'     # 改行コード
>>> s.isspace()
True
スペースの他、タブや改行コードなども空白文字列とみなされます。

例2 : Falseが返却される例

>>> s = 'This is an example of isspace method.'
>>> s.isspace()
False
>>> s = ''
>>> s.isspace()
False
関連項目
関数str.isalnumの使い方の例
関数str.isalphaの使い方の例
関数str.isasciiの使い方の例
関数str.islowerの使い方の例
関数str.isupperの使い方の例
関数str.istitleの使い方の例
関数str.isdecimalの使い方の例
関数str.isdigitの使い方の例
関数str.isnumericの使い方の例
関数str.isidentifierの使い方の例
関数str.isprintableの使い方の例