配列（ndarray）は様々な関数と属性を持ちます。関数は「配列名.関数名(パラメータ)」、属性は「配列名.属性名」と記述することで使用できます。

ndarrayの関数と属性を表にまとめました。

関数	機能
all	全ての要素がTrueならばTrueを返却
any	要素のいずれかがTrueならばTrueを返却
argmax	最大値のインデックスを返却
argmin	最小値のインデックスを返却
argpartition	指定した要素の前後に小さい値または大きい値が集まる様に並び替えた場合のインデックスの配列を返却
argsort	配列の要素を昇順に並べ替えたときのインデックスを返却
astype	データの型を変換した配列のコピーを返却
byteswap	ビッグエンディアンとリトルエンディアンを切り替えた配列を返却
choose	配列の各要素の値をインデックスとして、別の配列から値を選択して配列を作成し返却
clip	最小値と最大値を指定して要素の値を切り揃えた配列を返却
compress	選択した位置のスライスを返却
conj	各要素の複素共役の配列を返却 （conjugateのエイリアス）
conjugate	各要素の複素共役の配列を返却
copy	配列オブジェクトのコピーを作成
cumprod	指定した軸方向の累計積を返却
cumsum	指定した軸方向の累計を返却
diagonal	対角要素の配列を返却
dot	他の配列との内積を返却
dump	配列をピクルスにしてファイルに保存する
dumps	配列をピクルスにした文字列を返却
fill	全ての要素を指定した値で埋める
flatten	次元を1に落とした配列を返却
getfield	各要素のデータの一部分を指定した型のデータとした配列を返却
item	要素をコピーしてPythonの標準スカラー値として返却
itemset	スカラー値を配列に代入
max	配列の最大値を返却
mean	配列の算術平均値を返却
min	配列の最小値を返却
newbyteorder	各要素についてバイトの順序を変更した配列を返却
nonzero	ゼロでない要素のインデックスを返却
partition	指定した要素の前後に小さい値または大きい値が集まる様に並び替える
prod	指定した軸方向の全要素の積を返却
ptp	指定した軸方向の最大値と最小値の差を返却
put	配列の特定の要素の値を置き換える
ravel	次元を1に落とした配列を返却
repeat	配列の要素を繰り返し並べて作った配列を返却
reshape	形を変更した配列を返却
resize	配列の形とサイズを変更
round	各要素の値を丸めた配列を返却
searchsorted	小さい順にソートされた配列に対して、指定の値が挿入されるべき位置のインデックスを返却
setfield	データの一部分に指定した型の値を入れる
setflags	配列のフラグを変更する
sort	配列の要素を昇順に並べ替える
squeeze	大きさ1の軸を除去した配列を返却
std	配列の標準偏差を返却
sum	配列の合計値を返却
swapaxes	軸を交換した配列のビューを返却
take	インデックスのリスト等を引数として渡して配列の要素を取り出して作成された配列を返却
tobytes	配列のデータをbytes型にして返却
tofile	配列の内容をファイルに書き出す
tolist	ndarrayの配列をPythonのListに変換したものを返却
trace	対角要素の合計値を返却
transpose	軸を転置した配列のビューを返却
var	配列の要素の分散を返却
view	同じデータのビューを返却

属性	内容
base	属性の内容：この配列が他のオブジェクトのメモリーを使用している場合には、そのベースオブジェクト、そうでない場合はNone
ctypes	ctypesのオブジェクトとのやりとりを簡略化するためのオブジェクト
data	配列のスタート位置のメモリビュー
dtype	配列要素のデータの型
flags	配列のメモリレイアウトに関する情報
flat	配列の一次元イテレータ
imag	配列の虚数部分
itemsize	要素のサイズ（単位：バイト）
nbytes	配列全体のサイズ（単位：バイト）
ndim	配列の次元
real	配列の実数部分
shape	各次元の大きさ
size	配列の要素数
strides	各軸の属する軸を含むサイズ（単位：バイト）
T	転置配列のビュー